2012年6月17日日曜日

K53TK:ベンチマークを取ってみた

購入したK53TKについてPassMark、WEIを測定してみた。

まずはPassMark。
項目 4GB(NC) 8GB(NC,CF無) 8GB(NC,CF有) 4GB(OC) 8GB(OC)
PassMark Rating - 819.4 842.5 - -
CPU Mark - 2374.0 2376.0 - -
2D Graphis Mark - 152.4 162.4 - -
3D Graphis Mark - 501.2 479.6 - -
Memory Mark - 759.3 816.8 - -
Disk Mark - 502.1 496.4 - -
CD Mark - - - - -

Z575と比べてCPU、MEMのスコアが良いが、グラフィックは思ったより良くない。というかZ575の方が高い?
うーん、なんか微妙な感じだが、Diablo3のフレームレートは確かに上がっているので、PassMarkはCrossFireに対応していないということなのだろうか。


次にWindows Experience Index(WEI)。
項目 4GB(NC) 8GB(NC) 4GB(OC) 8GB(OC)
プロセッサ - 6.7 - -
メモリ - 7.3 - -
グラフィックス - 5.3 - -
ゲーム用グラフィックス - 6.1 - -
プライマリハードディスク - 5.7 - -

これもZ575よりスペックが良くない・・・WEIはデュアルグラフィックスを反映しないというから、内蔵GPUの性能ならこんなもんかな。

K53TK:安くなったので購入!


ゴールデンウィークに安売りしていたZ575を買ったが、実は安売りを知る前まではASUSのK53TKを買おうかと悩んでいた。

K53TKはAPUの内蔵GPUの他に、外付GPUとしてHD7670Mが搭載されておりZ575よりグラフィック能力が高いので大変興味があったが、安さに釣られてZ575を購入した。

ところがここのところK53TKの値段が急落。36000円台だったのが34000円台まで下がってきた。

「同じようなものを買うのは意味が無いよな」と思いつつ、「多分ここらが底値だろうし、外付GPUの性能を試してみたいな」と考え近所の店で35000円で購入した。

早速開封して2台を比較してみた。(左K53TK、右Z575)

















◆筐体系
・サイズ、重さ:引き分け:両方共ほぼ同じ。
・天板、キートップ面:Z575:Z575は金属、K53TKはプラスチックでZ575の方がずっと高級感がある。

◆電源系
・Z575:ACアダプタはZ575の方がずっと小さく発熱も低い。
(左Z575、右K53TK。Z575のコンセント側のケーブルはケーブルの細い社外品です)















 ・バッテリの持ちは未測定のため不明。まぁ両方共良くないでしょう。



◆キーボード系
・通常キー:K53TK:Z575はアイソレーションキーボードでキーが小さく使いづらい。K53TKの方が使いやすく感じる。
・電源、ボリュームボタン:Z575:電源ボタンの質感はZ575の方がずっと良い。また独立したボリュームボタンがあるのは大変便利。
・パームレスト:K53TK:金属筐体のZ575の方が熱を持つ感じがする。K53TKのパームレストの方が温度が低くて快適。

◆液晶
・大差なし。両方共グレア(光沢)。表示は鮮やか。しかし縦の視野角は同じくらい狭い。

◆処理速度
・CPU:引き分け:Z575はA8-3500M(1.5GHz)、K53TKはA6-3420M(1.5GHz)。
・内蔵GPU:Z575:は、Z575はHD6620G(400SP、444MHz)、K53TKはHD6520G(320SP、400MHz)と、Z575の方がSP数、クロック共に性能が良い。
・外付GPU:K53TK:HD6650M(480SP、600MHz)とZ575のHD6620より高性能なGPU。しかもCrossFireという内蔵と外付を同時に使う機能があり、Z575よりかなり性能が良い。

・通常利用:引き分け:どちらも速度的には大差なし。
・ゲーム:K53TK:Diablo3で比べてみたところ、Z575は30fps程度、K53TKは50fps程度出ている。またZ575はカクつく事が結構あるが、K53TKははっきり分かるくらいカクつきが少ない。

◆スピーカー音質
・Z575:圧倒的にZ575が良い。K53TKはAMラジオかと思うような音質。

◆ファン音
・Z575:Diablo3をやっていると、Z575はあまりファン音がしないが、K53TKはやたらファンが回って煩い。K53TKは外付GPUがかなり熱を発するのでファンが回っているのかもしれない。
・Diablo3をやっているとK53TKはスピーカーの品質の悪さも手伝って、サウンド面ではかなり悲しい。別途スピーカーかヘッドフォンを用意したほうが良いかも。


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うーん、どちらもメリット、デメリットがあるなぁ。どちらかを里子にだそうと考えているのだけど、どちらを選ぼうか・・・もうしばらく使ってから考えます。

2012年6月2日土曜日

Z575:メモリ4GBと8GBの性能差を計測してみた

Z575は標準では4GBが1枚搭載されていたが、購入してすぐ8GBに増設して使っていた為4GBの時の性能を知らなかった。

あるとき、
「Z575はメモリを4GB増設するとメモリアクセスがデュアルチャネルで行われるようになり帯域が倍になるためかなり性能が向上する」

といった情報をネットで見つけた。

もう増設しているので済んだ話であり関係無いといえば無いが、気になったので4GBの時と8GBの時の性能をPass Markで計測してみた。

項目 4GB(NC) 8GB(NC) 4GB(OC) 8GB(OC)
PassMark Rating 607.4 823.1 749.9 1036.7
CPU Mark 2139.7 2243.9 2954.0 3128.9
2D Graphis Mark 146.7 151.2 155.8 189.7
3D Graphis Mark 292.0 516.2 290.6 542.4
Memory Mark 244.8 647.6 356.4 903.0
Disk Mark 388.8 433.0 495.6 495.6
CD Mark 562.2 571.3 571.4 571.3
※NC:ノーマルクロック、OC:オーバークロック(ハイパフォーマンス型)

この表からメモリ増設、オーバークロックそれぞれ特徴が見えてきた。
○メモリ増設
・メモリ、3Dグラフィックのスコアが約2倍
・他の項目は多少向上

○オーバークロック
・CPU、メモリのスコアが約1.4倍
・他の項目は多少向上


ちなみにWindows Experience Index(WEI)は下記の通り。
項目 4GB(NC) 8GB(NC) 4GB(OC) 8GB(OC)
プロセッサ 6.9 7.0 6.9 7.0
メモリ 5.9 7.3 5.9 7.3
グラフィックス 5.9 5.9 5.9 5.9
ゲーム用グラフィックス 6.5 6.5 6.5 6.6
プライマリハードディスク 5.9 7.2 5.9 7.2

オーバークロックはWEIには反映しないようだ。
メモリ増設の方はメモリとハードディスクに効いている。


漠然とメモリ増設とオーバークロックをしていたが、確かに性能向上していることが確認できて良かった。