部屋を整理していたら、使っていない MacBook Air 2013(11インチ) が出てきた。
いかにも古いが、薄くて軽くてアルミ筐体で、見た目は今でも十分カッコいい。
そこでふと思った。
「このくらいの低スペックなら、
DOS時代の軽いゲームをLinux + Steamで遊ぶ用途にちょうどいいのでは?」
というわけで、実験開始。
まずはMacBook Air 2013のスペック。
CPU:Intel Haswell世代 低電圧版
MEM:4GB
GPU:Intel HD Graphics 5000
画面:11インチ 1366×768
OS:Linux Mint
Steam:Linux版(Proton使用)
低消費電力・低性能・小型。
「軽いゲーム専用機」には、いかにも向いていそうに見える。
DOS時代のゲームをSteamで起動してみる
まずは大昔に遊んでいたDOS時代のゲーム、大航海時代1を試してみた。
Steamを入れて、大航海時代を起動。
WindowsでSteamを起動して同じゲームを実行すると、こちらは問題なし。
Linuxだけダメ。
最初は「日本語フォントが無いのか?」と思い、
Windowsからフォントをコピーしてみたが改善せず。
調べてみると理由は単純で、
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Windows版Steamは内部でDOSBox系を使っている
-
Linux + ProtonはDOS日本語環境を想定していない
という設計差だった。
つまりこれは設定の問題ではなく、
仕組みの問題。
この時点で
「Linux-SteamでDOSゲームを気軽に遊ぶ」という目論見は失敗。
英語版のDOSゲームも試してみる
次に、日本語ではなく英語の古いゲームである、X-COM UFO Defenceを試した。
今度は起動できた。
……が、マウスが動かない。
キーボードは反応するが、マウス入力が死んでいる。
Protonのバージョンを変えたり、設定をいじれば直る可能性はあるらしい。
ただ、この時点で感じたのが、
Steamの「インストールしてすぐ遊べる」という良さが、
どんどん削られていく
という点。
その後、Protonのバージョンを6.3-8に変えたりとかいじっていたりしても、うまくごかなかったのだけど、次の日に試したら急にちゃんと動くようになっていた。
Protonのインストールに時間が掛かっていたor再起動が効いたのかもしれない。
原因は判らないけど、追求する元気が無く、結果オーライにした。(苦笑)
性能的にも限界があると思う
これまでで判ったことは、日本語のDOS世代のゲームについては文字化け、英語のDOS世代のゲームは設定次第で動くかもだけど手間が掛るということ。
そしてWindows世代の最近のゲームは、流石にこのMacbookのスペックでは厳しいと思う。
Protonの変換処理はCPUに負荷がかかる
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Intel HD 5000世代のiGPUでは余裕がない
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Windows由来のゲームは最近のものになるほど重くなる
となると、Windowsの昔のゲームならあまりマシンパワーを使わないので快適に動くということなのだろう。
だけど、その頃は仕事が忙しくて全然ゲームをしていなかったので、どんなゲームがあるのか分からないのだよな・・・Steamでも買っていないのでライブラリに無いし。
多分、大航海時代Ⅲとかの世代のものならスムーズに動くのかなと思うけど・・・
地味に効くキーボード問題
さらに地味だけど効いてくるのがキーボード。
MacBook AirのCtrlキーはTabの下。
Linuxの日本語入力切替は Ctrl + Space。
設定を変えれば対処できるが、
「標準状態で使いにくいものを、
わざわざ調整してまで使うか?」
と考えると、常用する気はあまり起きない。
画面解像度という別の壁
11インチ・1366×768という解像度も、
今のWeb環境では正直厳しい。
縦が足りない。
テキスト中心でもスクロールが多い。
白黒ターミナルを開いて
「やってる感」は出るが、
作業効率は高くない。
結論
今回の実験の結論はこう。
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低スペックMacにLinuxを入れて
Steamゲーム端末にするのは、出来なくないけど制限や手間が多い -
特にDOS~Win95世代は地雷が多い
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Steamの気軽さをかなり犠牲にする
一方で、
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ネット閲覧
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調べ物
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軽いターミナル作業
といった用途では問題なく使える。このモデルに入る一番新しいMac OSであるBig Surより遥かに動作が速く、十分実用。画面の縦幅が狭い以外は不満は無かった。
それでもMacBook Airはカッコいい
実用性とは別に、
MacBook Air 2013(11インチ)はやっぱりカッコいい。
アルミ筐体、薄さ、サイズ感、液晶の綺麗さ。
やっているのはただのネットサーフィンだけど、謎に満足感がある。
おわりに
今回の実験で分かったのは、
「できるか」より
「気持ちよく使えるか」が大事
という、当たり前の結論だった。
今メインで使っている
ROG Flow X13(1920×1200) の
「そのまま読めて疲れない画面」が、
いかに現実的かも再確認できた。特に縦幅が1.6倍あるのが大きすぎる。
MacBook AirにLinuxを入れるのは、面白い実験ではある。
ただし万能ではない。
検証としては、十分に楽しめた!





























