2026年1月18日日曜日

MacBook Air 2013(11インチ)にLinuxを入れてSteamで遊ぼうとしてみた話

 部屋を整理していたら、使っていない MacBook Air 2013(11インチ) が出てきた。

いかにも古いが、薄くて軽くてアルミ筐体で、見た目は今でも十分カッコいい。

そこでふと思った。

「このくらいの低スペックなら、
DOS時代の軽いゲームをLinux + Steamで遊ぶ用途にちょうどいいのでは?」

というわけで、実験開始。


まずはMacBook Air 2013のスペック。

 CPU:Intel Haswell世代 低電圧版
 MEM:4GB
 GPU:Intel HD Graphics 5000
 画面:11インチ 1366×768
 OS:Linux Mint
 Steam:Linux版(Proton使用)

低消費電力・低性能・小型。
「軽いゲーム専用機」には、いかにも向いていそうに見える。











DOS時代のゲームをSteamで起動してみる

まずは大昔に遊んでいたDOS時代のゲーム、大航海時代1を試してみた。
Steamを入れて、大航海時代を起動。








起動は……する。
が、日本語が盛大に文字化けする。


WindowsでSteamを起動して同じゲームを実行すると、こちらは問題なし。
Linuxだけダメ。

最初は「日本語フォントが無いのか?」と思い、
Windowsからフォントをコピーしてみたが改善せず。

調べてみると理由は単純で、

  • Windows版Steamは内部でDOSBox系を使っている

  • Linux + ProtonはDOS日本語環境を想定していない

という設計差だった。

つまりこれは設定の問題ではなく、
仕組みの問題

この時点で
「Linux-SteamでDOSゲームを気軽に遊ぶ」という目論見は失敗。


英語版のDOSゲームも試してみる

次に、日本語ではなく英語の古いゲームである、X-COM UFO Defenceを試した。

今度は起動できた。
……が、マウスが動かない。

キーボードは反応するが、マウス入力が死んでいる。
Protonのバージョンを変えたり、設定をいじれば直る可能性はあるらしい。

ただ、この時点で感じたのが、

Steamの「インストールしてすぐ遊べる」という良さが、
どんどん削られていく

という点。

その後、Protonのバージョンを6.3-8に変えたりとかいじっていたりしても、うまくごかなかったのだけど、次の日に試したら急にちゃんと動くようになっていた。

Protonのインストールに時間が掛かっていたor再起動が効いたのかもしれない。
原因は判らないけど、追求する元気が無く、結果オーライにした。(苦笑)



性能的にも限界があると思う

これまでで判ったことは、日本語のDOS世代のゲームについては文字化け、英語のDOS世代のゲームは設定次第で動くかもだけど手間が掛るということ。

そしてWindows世代の最近のゲームは、流石にこのMacbookのスペックでは厳しいと思う。

  • Protonの変換処理はCPUに負荷がかかる

  • Intel HD 5000世代のiGPUでは余裕がない

  • Windows由来のゲームは最近のものになるほど重くなる

となると、Windowsの昔のゲームならあまりマシンパワーを使わないので快適に動くということなのだろう。

だけど、その頃は仕事が忙しくて全然ゲームをしていなかったので、どんなゲームがあるのか分からないのだよな・・・Steamでも買っていないのでライブラリに無いし。

多分、大航海時代Ⅲとかの世代のものならスムーズに動くのかなと思うけど・・・


地味に効くキーボード問題

さらに地味だけど効いてくるのがキーボード。

MacBook AirのCtrlキーはTabの下。
Linuxの日本語入力切替は Ctrl + Space。

設定を変えれば対処できるが、

「標準状態で使いにくいものを、
わざわざ調整してまで使うか?」

と考えると、常用する気はあまり起きない。


画面解像度という別の壁

11インチ・1366×768という解像度も、
今のWeb環境では正直厳しい。

縦が足りない。
テキスト中心でもスクロールが多い。

白黒ターミナルを開いて
「やってる感」は出るが、
作業効率は高くない。


結論

今回の実験の結論はこう。

  • 低スペックMacにLinuxを入れて
    Steamゲーム端末にするのは、出来なくないけど制限や手間が多い

  • 特にDOS~Win95世代は地雷が多い

  • Steamの気軽さをかなり犠牲にする

一方で、

  • ネット閲覧

  • 調べ物

  • 軽いターミナル作業

といった用途では問題なく使える。このモデルに入る一番新しいMac OSであるBig Surより遥かに動作が速く、十分実用。画面の縦幅が狭い以外は不満は無かった。

















それでもMacBook Airはカッコいい

実用性とは別に、
MacBook Air 2013(11インチ)はやっぱりカッコいい。

アルミ筐体、薄さ、サイズ感、液晶の綺麗さ。

やっているのはただのネットサーフィンだけど、謎に満足感がある。


おわりに

今回の実験で分かったのは、

「できるか」より
「気持ちよく使えるか」が大事

という、当たり前の結論だった。

今メインで使っている
ROG Flow X13(1920×1200)
「そのまま読めて疲れない画面」が、
いかに現実的かも再確認できた。特に縦幅が1.6倍あるのが大きすぎる。

MacBook AirにLinuxを入れるのは、面白い実験ではある。
ただし万能ではない。

検証としては、十分に楽しめた!