不思議なのはPCを起動して監視を開始した直後は20fps位維持できているのだけど、ものの5分程度で2〜3fpsに低下してしまう。その時のCPUクロックは300MHz位になっている。
確かにスティックPC機の表面はかなり熱くなっているので、
「うーん、熱すぎてクロックダウンしているのかなぁ。でもたかがWEBカメラでの監視だけでそうなっちゃうのはおかしいのでは・・・」
と考えたが、「MS-NH1 熱」で検索したら出るわ出るわ、この機種は放熱に問題ありで有名だった(苦笑)。週刊アスキーの記事なんてケースに 穴あけてヒートシンク増設してたよ。
■マウスのスティック型PCを魔改造! ノーマルより冷え冷えになった全工程
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/325/325648/
ちなみHWiNFOで上空監視中の温度を計測したところ、70度くらいになっていた。
このスティックPCに搭載されているAtom Z3735FというCPUのTjmaxは90度らしいのでまだ余裕があると思うのだけど、スティックPCという形状なので70度に達するとクロックを下げるようにしているのだろう。
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この記事を参考にして、とりあえず蓋を開けるのは簡単に出来るようなのでやってみた。
この状態で上空監視をしてヒートスプレッダの金属板に触ってみたら、触っていられない程熱い!
これで蓋が閉まっていたらそりゃ熱が籠るだろうなぁ・・・
ちなみに蓋を開けただけでは温度はそんなに下がらなかった。
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「せっかくの構成パーツの性能を熱のせいで生かせないのは勿体無いなぁ」
と言うことで、取りあえずは蓋を外したまま使用し、ヒートシンクを買って増設する事にした。
用意したのはこれ。
MX-4というCPUグリスと、アマゾンで300円で売っていた22x22x10mmサイズのヒートシンク5個。
これをグリスを塗って並べて、ビニールタイ3本で固定して、
このまま壁に設置。
これで運用したところ、温度は60度、上空監視のサンプル速度は17fps、クロックは1.3GHzから下がってしまうような事はない状態に改善出来た!!
「このスティックPC、上空監視にも使えないのか・・・」と一時はがっかりしていたが、何とかなったようだ。しばらくはこれで様子を見ることにしよう。
しかし5月でこれだと真夏はどうなっちゃうのだろうか。やはりファンも必須なのだろうか。