2014年5月11日日曜日

K53TKをオーバークロックしてDiablo3プレイ(2)

K53TKを目一杯オーバークロックしてDiablo3をプレイすると、どれくらい快適にプレイできるか試してみた。

まずCPU。
こちらについては今まで通りK10statを使ってオーバークロックするが、やや強引だが下記の設定を行った。


最大3GHz、但しかなりの高温になると思われるのでB0だけ3GHzだとすぐクロックダウンしそうなので、P0も3GHzに設定。つまりほぼ3GHzで動かそうという目論見。

次にGPU。
こちらはSapphireのサイトからTriXXの現在最新であるVer.4.8.2をダウンロードしインストール。
そして「AMD Radeon 6600M and 6700M Series」の方を、
 GPU Clock   : 600MHz → 700MHz
 Memory Clock : 900MHz → 1000MHz

に設定。


これでDiablo3を数十分ほどプレイした結果のリソースグラフが下記の通り。

このグラフより下記の事が分かった。
・CPUの使用率は、Core #3が約70%程度の負荷。
・GPUの使用率は、外付のGPU 2 が約75%程度の負荷
・CPUの温度は、約95度とアイドル時の+55度程度。
・GPUの温度は、約75度とアイドル時の+35度程度。

→これより、
・CPUの3GHzは猛烈に効いていて、この設定ではGPUの方が多少ボトルネックになっている。
・ただ、使用率が100%に張り付くような事はない。
・Diablo3のプレイはとても快適で、「J4509改でプレイしなくてもいいか」と思えるくらい。
・但しCPU温度はえらいことになっていて、排気が手を置いておけないくらい熱くて、常用するのはまずそう。それにプレイ中にPCがリセットしてしまったww

なのでK53TKでも非常に快適な環境は作り出せたが、安定性とPC寿命の心配があるのでもっと無理させない程度に抑えないといけない。

次回、温度は70度程度に抑えられる設定を模索してみることにする。





2014年5月6日火曜日

K53TKをオーバークロックしてDiablo3プレイ

以前の投稿でK53TKに最新ドライバを導入&内部清掃を行ってDiablo3を行った結果、多少マシにはなったと書いたが、やはりかなりカクつくのでOCを試してみた。

OC前の元々の設定


OC後の設定

B0で3GHz、P0で2.8GHzと設定。電圧はネットに転がっていた設定を適当にカスタマイズしただけ。

で、いつものように裏でHWiNFO64でログを取りながらDiablo3をプレイ。(最低画質、フルスクリーン、1680x1050(外部ディスプレイ利用))

そのときのログがこれ。

ちなみにこちらは前に投稿したOCしていない場合のログ。


この2つのグラフを見比べると面白くて、
【ボトルネック】
・OC前はCPUのCore #3の負荷が高いのでCPUが足を引っ張っているようだが、OC後はGPU2(dGPU)がほぼ100%に張り付いている状態になった。
 →ボトルネックがGPUに移ったようだ。
【温度】
・OC前はCPU(と内蔵GPU)は65度/GPU2(dGPU)は60度だったが、OC後はCPU(と内蔵GPU)は80度/GPU2(dGPU)は70度弱に。
 →CPUは+15度、GPU2は+10度に温度上昇。しかし掃除以前の90度超には至っていない。
   ちなみにアイドル時はCPU/GPU2共に38度程度。

という事がわかる。
またプレイした感じは、「まだ結構カクつくけど、マシになった筈と言われればそうかも・・・」といったところで、体感で劇的に良くなった感じはしない。難易度Torment1でユルユルプレイする程度なら出来るかなという感じ。

あと残っているのはGPUのオーバークロック位か。今度TriXXをダウンロードしてやってみよう。

2014年5月5日月曜日

Diablo3快適プレイのためのJ4509強化作戦(8):負荷再検証

以前投稿した「Diablo3快適プレイのためのJ4509強化作戦(6):GTX660でDiablo3をプレイ」にてDiablo3プレイ時の各リソースの負荷を測定したところ、意外にGPUがボトルネックになっているような負荷状況だった。

しかしなんとなく「GPUはボトルネックにならないだろう。なるとしたらCPUのはず」と思っていた。

そんな折、「GeForce Experience」というドライバをインストールした時に同時にインストールされたNVIDIAの設定アプリを見ていたら、アプリ設定だかよくわからないが、何かが自動でアップデートされた。
(ドライバはGeForce 335.23をダウンロードしてインストールしていたが、いまインストールされているバージョンを見ても変わっていないので同じ。しかし何かがダウンロードされていた)

そのため再度負荷状況をHWiNFO64で測定したところ下記のログが得られた。


このログから読み取れたのは下記の通り。
・CPU #0  : 高負荷が続いており、ところどころ80%オーバーもある。
・CPU #1  : CPU #0よりは負荷が低いが、やや高めの負荷が続いている。
・CPU温度 : 50度前後

・GPU    : 40%程度の負荷であり余裕がある。
・GPU温度 : 50度前後

予想通りのログだ。これより、明らかにCPUがボトルネックになっているようだ。
実はDiablo3をプレイしていて、フレがログインしてきたメッセージが表示される際が特に重いらしく、0.5秒位動きが止まってしまう。多分割り込みが入った際にそちらにCPUリソースを割かないといけないのでこのような状況になるのだろう。

うーん、大抵の場合はPentium G3420でもこなせるけど、瞬間の高負荷で引っかかるということなのだと思う。

お金を貯めてCPUも買い換えるか・・・買うとしたらi5 4670かな。24000円か、高いな・・・

K53TKに最新ドライバを導入&分解清掃でDiablo3プレイ

Diablo3のメインプレイは今回作成したJ4509改で行うが、外出先などでDiablo3を行う際はK53TKに活躍してもらうしかない。

しかしDiablo3はReaper of Souls(RoS)がリリースされてかなりのPCスペックが必要になり、デスクトップのRadeonHD7750でも性能不足だったのでK53TKにはとても荷が重そうだ。

なのでK53TKでの快適なプレイは求めないが、出来るだけマシな環境にならないかトライする。


実はK53TKには気になっているところが2つある。

1)ドライバがASUSのサイトに掲載されている最新版であるが2012/9/17版から更新がなされていない。

2)Diablo3をプレイして5分も経過するとやたらと熱くなる。HWMonitorで温度をチェックすると90度を超えている。ファンも一生懸命回っていて煩い。


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1)についてはAMDのサイトから現在最新であるCatalyst14.4を導入。
導入手順は簡単で、AMDのサイトからamddriverdownloaderというauto detect&downloadツールを使ってインストール出来た。

2)については、下記URLに分解手順を解説してくれているページがあるので、こちらを参考に分解して埃の清掃&CPUグリスの塗り直しを実施。
  ASUS K53TA まとめwiki - 分解
  http://k53ta.wiki.fc2.com/wiki/%E5%88%86%E8%A7%A3


写真は取らなかったので感想だけ書くと、
・ネジがやや多いので面倒ではあるが、難しいところは特に無く1時間ほどで出来た。
・約2年分の埃が溜まっていた。実は外から掃除機で吸い取るなどはやっていたのだが、
 取りきれないものが結構たまっており、エアフローは3分の2位に悪化していたと思う。
 →綺麗に掃除出来たので、エアフローは新品時点と同じくらいに改善したと思う。
・CPUグリスはグレーのものが使われていたが、かなりはみ出ている&乾いてきており
 熱伝導率は悪そうであった。
 →古いグリスはすべて拭き取り、ジャンク箱に眠っていた格安シリコングリスを塗った。
  最底辺のグリスだが乾いたグリスよりはましであろう。

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上記を行ってDiablo3を30分ほどプレイした時のHWiNFO64のログ状況は下記の通り。

このグラフから下記の事が読み取れた。、
・CPU#0~2 : 平均使用率は33%で負荷低め。
・CPU#3   : 平均使用率は68%で負荷高め。多分Diablo3でリソースを利用していたのだと思う。
・CPU温度  : 65度で安定。
・GPU1     : CPU内蔵のGPU(RadeonHD6520G)だが、こちらの平均使用率は3%でほとんど使われていない。
・GPU1温度 : CPU温度と同じく65度で安定。(同じか)
・GPU2     : 外付GPU(RadeonHD7670M)だが、こちらの平均使用率は47%であるが、100%振り切っているところがある。
・GPU2温度 : 59度で安定。

Diablo3をプレイしたところ、
・結構頑張ってくれて出先の暇つぶし程度なら充分使えるようになった。
・驚いたのが温度。90度を超えていたのが60度台と、30度も下がった。
・足を引っ張っているのはCPU性能。GPUの方は意外にも余裕がある。CPUのせいでGPUの性能を引き出せていない?OCをもっと詰めれば更に快適になるかも。

といった所感。ちょっと面倒ではあったが、総じて良い結果を得られたと思う。

2014年5月4日日曜日

Diablo3快適プレイのためのJ4509強化作戦(7):今回のまとめ

今回の強化作戦のまとめとして、スペックの変更点と投資金額をまとめてようと思う。

◆スペックの変更点
CPU  : Phenom X3 8400  → Pentium G3420
MEM  : 4GB(1GBx4)    → 8GB(4GBx2)
HDD  : 320GB、流用
VGA  : Radeon HD 7750  → GeForce GTX660
SSD  : 120GB、Vostro230sで使用していたものを流用
ODD  : DVD-Multi、流用
電源  : 300W → 650W
OS   : Windows7 Pro、手持ち品

◆投資金額
CPU  : Pentium G3420     6,800円
M/B  : ASRock H81M-HDS   5,500円
MEM  : 4GB x 2          7,300円
VGA  : PALiT GTX660 OC   13,000円+送料906円=13,906円
電源  : KRPW-P2-650W/85+  5,980円

合計  : 39,486円

げげっ、集計してみたら4万円も使っていたよ・・・できるだけ流用するように心がけたのでもっとコストを抑えられていると思ったのに。

Diablo3をプレイするのにはとても金が掛かるなぁ。
こう考えるとPS4とか安い気がしてきた。

2014年5月1日木曜日

Diablo3快適プレイのためのJ4509強化作戦(6):GTX660でDiablo3をプレイ

前回の投稿にて電源とグラボの取り付けが出来たので、いよいよ当初の目的であるDiablo3をプレイ。

NVIDIAのサイトからダウンロードしたドライバを入れたら、「GeForce Experience」というグラボの設定アプリもインストールされたのだが、このアプリはなかなか賢くて、PCにインストールされているゲームを自動的に洗い出し、各アプリのグラフィック設定を、(いちいち各アプリの設定画面に入らなくても)この「GeForce Experience」上で設定出来てしまう。


今回、自動的にDiablo3を検知してくれたので、下記のように最適設定(=最高画質のようですw)を選択。


その後Diablo3を起動して実行。
プレイした感じは、RHD7750の時はよく引っかかった感じになっていたが、GTX660に変えてかなりスムーズでほとんどプレイに支障は無くなった。

そして裏でHWiNFO64を起動&ログを取得している状態で1時間ほどプレイし、そのログをグラフ化したのが下記。

このグラフから下記の事が読み取れる。
・CPU#0 : 平均使用率は76%で負荷高め。多分Diablo3でリソースを利用していたのだと思う。
・CPU#1 : 平均使用率は53%でまあまあの負荷。
・GPU   : 平均使用率は71%で負荷高め。しかもところどころ100%に達している。

これより、RHD7750の時はGPUが100%、CPUが60%程度の使用率だったのが、GTX660になってGPUの負荷が下がり、CPUの負荷が上がっている。よってボトルネックが分散されたのだと思うが、ところどころGPUで100%に張り付いているところがある。

Diablo3にGTX660はオーバースペックかと思ったのだがとんでもない、RoSになってかなりのGPUパワーを使うゲームになってしまったようだ・・・

だけどゲームのためにこれより高価なグラボを購入するのは気がひけるので、この辺で良しとしよう。
結構お金を費やした気がするけど、半月前のCore2Quad8400&RHD7750の時に比べると、かなり快適な環境を用意出来たと思う。

次回は今回のJ4509強化作戦のまとめを行おうと思う。