2015年12月10日木曜日

GV-R795WF3-3GDの電圧変更完了

やっと低電圧化出来る環境が構築出来たのだが、実施する前にどれ位下げられるものかを事前調査していたところ、非常に良く纏まっている記事を発見!

■Comparatif : les Radeon HD 7970 et 7950 d'Asus, HIS, MSI, PowerColor, Sapphire et XFX
http://www.hardware.fr/articles/853-1/comparatif-radeon-hd-7970-7950-asus-his-msi-powercolor-sapphire-xfx.html

この記事の凄いところは、7種類もの7950製品の低電圧化とOCをテストしてくれているところ。

残念ながら私のギガバイトの機種は無いが、低電圧化の目安には非常になる。掲載されている7製品のコアクロックとVDDCの値を見ていると、大体下記の値で動くようだ。

コアクロック  VDDC
        (MHz)         (V)
900                1.087   (←この製品のデフォルト)

800                0.925
900                0.975
1025              1.093
1075              1.150
1100              1.174
1150              1.225

これを見ると、800MHz→900MHzの100MHzアップでは0.05Vだが、1075MHz→1150MHzの75MHzアップでは0.075Vと2倍必要になっている。

こうなると800MHzで0.925V(ピーク時104Wくらい)、もしくは900MHzで0.975V(ピーク時124Wくらい)あたりで使うのがワットパフォーマンス的に良さそうだ。

今回は消費電力低下が主眼なので800MHzで行こう。私の用途なら800MHzでも十分な性能でしょう。

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という事でTRIXXで設定を変更する。

■900MHz、1.087V(デフォルト)設定

これを下記のように変更してみた。
■800MHz、0.925V設定


0.162V削減なので、かなり消費電力が下がったと思う。

ただこの800MHz設定で安定して動かないとダメなので、OCCTを使ってGPUに1時間位負荷を掛けてみたところ特に問題なく終了。

時間は短かったけどまぁ安定していると言えるのではないだろうか。
ちなみに1650x1050で実施しており、FPSは60が維持されており、GPU温度は最高64℃であった。

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最後にパフォーマンスだが、デフォルト設定と800MHz設定それぞれでDQ10ベンチをやってみた。
・CPU      FX-8100(2.8GHz/3.4GHz/4.0GHzにOC)
・ベンチ設定 1280x720、標準品質と最高品質の2回

■(A)900MHz、1.087V(デフォルト)設定での結果

■(B)800MHz、0.925V設定での結果

■まとめ
     標準品質   最高品質
(A)    10021      9716
(B)    10048      9761

あれ~、900MHzと800MHz、標準品質と最高品質、それぞれほとんど違いがない・・・
という事はGPUはスカスカでCPUがボトルネックなのか。まぁDQ10ベンチはほとんどCPUベンチだから仕方がないか。

まぁこれで悩むことなく800MHz設定で使う決心がついたので良かったとしよう。

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