2010年5月30日日曜日

EKEN M001解体ショー

起動しなくなったEKEN M001に最後のお勤めをしてもらう事にした。

1.外装チェック
解体の前に外装をチェックする。実は届いた当初から気になっている部分がいくつかあった。下記はすべて最初からこの状態だった。

・メッキ剥がれ















画面上部の液晶周囲の銀メッキ部分が一部剥がれていた。普通のメーカじゃ出荷チェックで弾かれるレベルでしょう。

・合わせ目の隙間が広い















角の合わせ目のの隙間が広く、爪を入れると簡単に広がる。


・開封確認シールが最初っから切れている















こんなの有り得ないと思うんだけど・・・流石としか言いようがない。


2.外装外し
では解体ショーの始まり。EKEN M001の外装を外すのはカンタンで、下部の2本ビスをプラスドライバーで外すだけ。(両端の穴にプラスネジが止められている)
















あとはマイナスドライバー等でうまくこじ開ければOK。
ただ、下記の2点だけ気を付けた方がいい。
・プラスチックの爪が弱いので上手くやらないと爪を折ってしまうと思う。私は2箇所折ってしまった。
・スピーカーが上蓋側に付いているので、コードを切らないように。


3.内部全容















上部にバッテリ、中央にCPUボードと液晶へのフレキケーブル、下部にSDカードスロット。
比較的簡単な構造に見える。だから1万円という低価格なんだな。


4.CPUボード















DDR2メモリボードをCPUボードに流用?
CPUボードにしないでマザーボードに直接実装した方が安価なんじゃないのかなぁ。それともこのCPUボード自体何かの流用?(カーナビとか?)


5.CPU















CPUボード上にWM8505が載っている。噂によるとこのWM8505のクロックは300MHzらしい。
カタログ上は600MHzとなっているのだけど、 もしこれが本当ならスペック詐称・・・

しかもいまEKENのホームページを見ると、533MHzになっている!
前は間違いなく600MHzだったのに。どうなっているんだこの会社。

http://www.ekengroup.com/en/product/show.asp?id=780


6.メインメモリ















CPUボード上にもう一つ、ZentelのA3R1GE4CFFというチップが載っている。調べたところ、1GbitのDDR2メモリとの事。1Gbit=128MBだから、これがメインメモリか。


7.CPUボードの裏















ランドがあるだけ。ここにDDR2メモリを実装すればメインメモリを増やせるかも。


8.マザーボードの裏















白い紙テープが貼られたチップがある。


9.白い紙テープが貼られたチップ















テープを剥がしてみると、サムソンのチップだった。2GBのフラッシュメモリかな。



10.マザーボードの下のドーターボード(1)















ドーターボードにシールが貼られたチップが載っている。


11.マザーボードの下のドーターボード(2):無線LANでした















RalinkのRT3070Lが載っている。調べた所USB接続の無線LANチップとのこと。
という事は右から出ている4本のケーブルはUSBと思われる。
このドーターボードはUSB無線LANアダプタの中身かもしれない。

EKEN M001は壊れてしまったので、USBコネクタをここに付けて11n対応のUSB無線LANアダプタにするかな。(巷じゃ1000円で売っているので高いアダプタだが・・・)

また、この4本のケーブルのマザーボード側はUSB端子だと思われる。であればここにUSBハブを繋げてUSBメモリを指せばストレージを増やせそう。

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素人なのでこれくらいしか判らなかったが、まとめると、
・CPUはWM8505。300MHz疑惑有。
・CPUボードの裏にランド有。ここにDDR2を実装すればメインメモリを増やせるかも。
・無線LANはUSB接続のドーターボードらしい。USBハブをかませればUSB機器を増設できるかも。

といったところか。誰か改造する人でてこないかな?

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