2015年4月19日日曜日

Xperia arc(SO-01C)に高速microSD導入(Kingston SDCA10/16GB)

前の投稿(参考)でXperia arc(以降arc)に手持ちの16GBのmicroSDに対してmounts2SDを導入したところ、3G回線だと遅かったりエラーが頻発したりと使い物にならなかったと書いた。

その状態で少し試してみたのだが、何故かWiFi回線を使うようにしても遅い・エラーが出る状態になってしまい、

「やっぱりarcでmounts2SDはダメか・・・」

と諦めかけていた。

そんな折、amazonを見ていたらKingstonのSDCA10/16GBという高速microSDがタイムセールで安売りされているのを見つけた!

■【Amazon.co.jp限定】Kingston 高速microSDHCカード 16GB Class10 UHS-I対応(R:90MB/W45MB) (FFPパッケージ)(永久保証)SDCA10/16GB 1350円

Read 90MB/s、Write45MB/sというのはいま使っているmicroSDよりずっと速いと思うので、値段も安いし試しに購入してみることにした。


手順は前の投稿とほぼ同じ(※1)なので省いて使い勝手の結論だけ書くと、

「大成功!!」

でした。microSDにインストールしたアプリが内蔵ストレージと同じくらいの速度で快適に動作しますよ。容量問題解決です。

いやーこれは凄い。arcもまだ現役利用できますね。

ちなみにこのmicroSDの速度の計測結果は下記の通り。

前の16GBのmicroSDよりかなり高速ですね。特にWriteは全然違います。(参考

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※1 前の投稿では割り当て量4GB/フォーマットext2としていたけど、今回は割り当て量1.5GB/フォーマットext4で試した。もしかしたらext4にしたというのも影響があるかも・・・


Y570でDiablo3プレイ

以前の投稿(参照)にて、ASUS K53TKの後継として購入したY570。

予定通りK53TKよりずっと快適にDiablo3をプレイする事が出来たが、どれくらい快適になったか定量的に計測していなかったのでやってみた。


■測定条件
いつも通り、グラフィック品質を最低、フルスクリーン表示(1366x768)でプレイ。

■ソロプレイ

CPU : 1スレッドのみ65%程度の負荷。後は低負荷。
GPU : 負荷100%に張り付いた状態。
FPS : 55FPS程度

→Y570に搭載されているGPU(GeForce GT 555M)がボトルネックになっている。しかし50FPS程度出ているのでまぁプレイ出来るレベル。


■マルチプレイ(Public Gameで4PPL)

CPU : 1スレッドが75%程度、もう1スレッドが40%程度。後は低負荷。
GPU : 負荷100%に張り付いている事が多いが、頻繁に負荷が下がるところがある。
FPS : 45FPS程度

→ソロプレイと同じくGPUがボトルネックになっているが、頻繁にCPU/GPU/FPSが揃って下がっているので、おそらくサーバの応答が遅いのが原因。プレイできなくはないなというレベル。

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ちょっと辛口の事も書いたけど、前の投稿でのK53TKでの10FPS程度しか出なかった状況に比べると雲泥の差がある。(参考

改めてY570を買ってよかったと思った。

2015年4月5日日曜日

Xperia arc(SO-01C)にmounts2sd導入(2)

前回の投稿でXperia arc(以降arc)にmounts2sdを導入し、結構快適に動作する事を書いたが、その後しばらく使ってみたところ、WiFi環境で利用しているときは快適だが、3G環境だと問題がある事が分かった。

例えば、
・アプリケーションの動作が、WiFiだと素早く動くが3Gだとどうもかなり遅い
・遅いだけでなく「アプリが応答していない」とか「エラーで落ちる」となる場合もある

など。

うーん、3GはWiFiに比べてCPUを使うのだろうか・・・それがSDカードリーダーのI/O処理に影響を与えるとか・・・

とりあえず一番良く使うアプリのchromeを内蔵ストレージに移動させて様子を見てみようと思い、てmounts2sdの有料版を買ってやってみたのだけど、何故か移動(システムアプリに変える)をやるとfailedになってうまく行かない。

なんだか良く分からないなぁ。

2015年4月4日土曜日

Xperia arc(SO-01C)にmounts2sd導入

前の投稿でXperia arc(以降arc)にAndroid4.4.4を無事導入出来たが、内蔵ストレージの容量の少なさがかなり問題であった。

AndroidにはアプリをSDカードに移す機能があるけど、システムアプリは移せないのでGoogle謹製アプリはほとんど移せない。
なんせ必要なアプリが使えないんじゃスマホのメリットが半減だ。

どうにかならないか調べたところ、下記ブログにてmounts2sdというアプリを使ったらシステムアプリもSDカードに逃がせるという事が分かった。

■[Ray] Mounts2SDを試してみる
http://blog.hogehoge.com/2013/12/Mounts2SD.html

早速この通り行って見たところ、どうしてもうまくいかない。
現象としては、mounts2sdを起動して、

Application Settings
→install the script

とするのだが、「S-On Protection」とかいう警告が出てどうしてもインストール出来ない・・・

色々やったのだがどうしてもうまく行かなかったので、

設定
→バックアップとリセット
→データの初期化

を行った後、いの一番にmounts2sdをインストールしたところ今度はうまくインストール出来た。

なんだかスッキリしないのだけど、「S-On Protection」のエラーが出てmounts2sdをうまくインストール出来なかった場合はデータの初期化を行ってみるといいかも。備忘メモとして書いておく。

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mount2sdのお陰で容量問題が解決したので容量を気にせずアプリをインストールしてストレージ状況を見たところこんな感じ。
※16GBのmicroSDHCカードのうち、約4GBをext2として割り当ててある。

合計容量470MBで、空き239MB、アプリ500MBという計算が合わない状態だが、参考にしたブログに書かれているようにアプリはSDのext2パーティーションに逃しているからこのように計算が合わないのだろう。


■使用感
内蔵ストレージに比べて速度が劣るSDカードにインストールしているので速度低下を心配していたのだが、「多少遅くなったかな?」といった程度で十分実用的だと思う。
ちなみに使っている16GBのmicroSDHCカードの速度はこんな感じ。多分遅い部類のカードだと思う。

それよりも容量を気にせずアプリをインストール出来るようになった方が大きい。

容量問題も解決出来たので、arcをメイン利用でも良いかなとも思えてきた。(笑)


Xperia arc(SO-01C)の手持ち電池メモ


前回の投稿でXperia arc(SO-01C、以降arc)についても無事KitKat(Android4.4.4、CM11)を無事導入出来たので、こちらについても手持ち電池の持ち検証を行ったので備忘メモ。

現在arc用の電池として、純正電池1種類、互換電池1種類の合計2種類持っている。

■電池紹介
1.純正電池のBA750(1500mAh、??g)
2011年製の端末なので約4年前のもの。かなりくたびれているはず。

2.大容量の互換電池(3500mAh、??g)
いつ買ったか覚えていないのだけど、2年くらいは経過しているはず。

■負荷条件
この2つについてGNと同じような負荷を掛けて電池消費量を比較。

具体的には、Bluetooth経由で音楽を聞きながら、画面の輝度約30%で3G経由でブラウジングを1時間行う。

■結果
1.純正電池のBA750
89%→62% : 27%消費

2.大容量の互換電池
82%→60% : 22%消費

■結果の感想
どちらも20%台の消費で済んでいる。両方ともある程度くたびれている筈なのに、GNと比べると持ちが良い。arcは
 CPU:シングルコア1.2GHz
 MEM:512MB
 画面:TFT4.2インチ

という低スペックなので電池の消費が少ないためであろうか。特に消費電力で大きなウェイトを占めるのは画面なので、これが小さいというのはかなり好影響を与えるのだと思う。

いやー今更ながらarcは良いなぁと思った。

Xperia arc(SO-01C)にピッタリの100円ショップで売っている液晶保護フィルム

私はスマホには液晶保護フィルムを貼る主義なのだけど、Xperia arc(以降arc)にサイズがピッタリのものをキャンドゥという100円ショップで見つけたので備忘メモ。


arcの液晶は4.2インチなんだけど、ガラス面の余白があるのでこの4.3インチ版がピッタリなんです。

貼るとサイズ的にはこんな感じ。

拡大して見て貰うとわかるけど、本当に横幅ぎりぎりに貼れるので気に入って使っています。



Xperia arc(SO-01C)へKitKat(Android4.4.4、CM11)導入

 前回の投稿のGalaxy Nexus(SC-04D)へのKitKat導入成功に気を良くしていたところ、

「そういえばKitKatはメモリ512MBの機種でも動くようにデザインとの事だったので、ひょっとしてジャンク箱で眠っているXperia arc(SO-01C、以降arc)にも導入出来るのか?」

と思いついた。
早速調べたところ、なんと「Legacy Xperia」というプロジェクトが立ち上がっているのを発見!

■Legacy Xperia Project
https://legacyxperia.github.io

なんとarcやrayといった msm7x30搭載の古い端末でCyannogen Modを動かすという試みとのこと。素晴らしい!

日本人ブロガーでも既に行っている人多数で、この話題の記事が沢山あった。

■Xperia arc(SO-01C)にAndroid 4.4.4 KitKat(CM11)の導入

■Xperia Arc SO-01CにCyanogenMod 11を焼いてみたお話



■root ROM焼き カスタムROM 最新OS4.4 Xperia arc SO-01C KitKat LT15 LT18

■Cyanogen Mod 11(Android 4.4.4)をXperia arcに入れてみた!
http://mntone.hateblo.jp/entry/2015/01/20/084700


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これらを参考にインストールしたので、備忘のために手順を簡単に書いておく。

1.Bootloaderアンロック
Android4.0.4まではFastbootで行けたのだけど、4.4.4に上げるためにはリカバリーソフトを変えないと出来ないので、Bootloaderをアンロックする必要がある。
このBootloaderアンロックの方法がユニークで、アンロックをオンラインサービスで提供しているところを使って実施するのだが、arcの電池とSIMを外し、検査用端子の保護カバーも外し、端子間をピンセットでショートさせた状態で母艦とUSBケーブルを繋ぎアンロックするというもの。
このサービスを提供しているところはいくつかあるのだけど、今回は$4.99と格安で提供しているfastgsmというサイトで実施した。

http://www.fastgsm.com/en

※注意 このサイトでは製造週が12W11(おそらく2012年第11週製造)以前の端末のみサポートとの事なので気をつける事。私のは11W31だったのでセーフ。

詳しい手順はfastgsmが公開してくれている下記動画を見て欲しい。
https://www.youtube.com/watch?v=s1cyR3LGV-4

解除ツールも良く出来ていて、ほぼ自動でアンロックしてくれる。

アンロック出来たかはダイヤル画面で「*#*#7378423#*#*」と入力して、
Service Info
→Configuration
→Bootload unlock allowed: Yes となっていればアンロック成功。


2.カスタムROM&Google Appsダウンロード
Legacy Xperia Projectの下記ダウンロードページの最新ファイルをダウンロードして、arcのSDカードにコピーする。

https://basketbuild.com/devs/LegacyXperia/anzu/cm-11.0/nightlies
※私の時は「cm-11-20150318-UNOFFICIAL-LegacyXperia-anzu.zip」でした。

このカスタムROMにはGoogle PlayなどのGoogleのアプリ群が含まれていないので、下記からダウンロードしarcのSDカードにコピー。

pa_gapps-modular-pico-4.4.4-20150308-signed.zip 

※必要なアプリは後から入れれば良いので、ここではpico版を利用。


3.リカバリーソフト導入
前の項でダウンロードしたカスタムROMのZIPの中には、カスタムROMだけでなくリカバリーソフトも同梱されているので、ZIPの中から「boot.img」を取り出す。
ちなみにこれはGNでもお世話になったClockWorkMod(以降CWM)のイメージ。またお世話になります♪

arcのメニューボタン(右側ボタン)を押しながらPCとUSBケーブルで繋ぐとサイドLEDが青く点灯した状態(=fastbootモード)になる。
この時デバイスマネージャーを見ると、「ほかのデバイス」のところに「S1Boot Fastboot」というドライバが入っていないデバイスになっている筈なので、「\android-sdk-windows\extras\google\usb_driver」を指定してドライバをインストールする。

ドライバが入ったらfastbootを使ってboot.imgをarcに書き込む。コマンドは下記の通り。

> fastboot flash boot boot.img

※fastbootはGalaxy Nexus(以降GN)にShiny Romを導入した時に使った、下記からダウンロードしたものを利用。
http://forum.xda-developers.com/galaxy-nexus/development/manually-update-4-2-1jop40d-galaxy-t2020136

finished. total time: 2.527s とか出てきたら終了。USBケーブルを外す。

これでリカバリーソフトが入った。


4.リカバリーソフト起動
arcの電源を入れると一瞬振動して、少しするとLegacy Xperiaのロゴが出てくる。このロゴが出てきている時に、ホームボタン(中央ボタン)を押しっぱなしにするとリカバリーソフトが起動する。

そうしたらSDカードにコピーしたZIPファイルをインストールする。まずはカスタムROM。

Install zip from sdcard
→choose zip from sdcard
→cm-11-20150318-UNOFFICIAL-LegacyXperia-anzu.zip

カスタムROMが入ったら、次はGoogle Apps。
Install zip from sdcard
→choose zip from sdcard
→gapps-kk-20140105-signed.zip

インストールが終わったら、
wipe data/factory reset
reboot system now

で再起動。
起動にはかなり時間が掛かるがじっと待つ。これでインストール完了!



■使った感想
・各アプリのレスポンスは概ね良好。2.3.4、4.0.4といった今まで使ったどのROMよりも軽い。GNではなくarcでもいいかなと思える位。

・ただ日本語入力のレスポンスがちょっと良くない気がする。

・また内蔵ストレージの容量に問題あり。512MBしかないため、Google Play、Chrome、Gmail位を入れただけで容量を使い切ってしまう。

・デフォルトだと画面の自動輝度調整の反応が鈍いので使いづらい。ただ設定画面から高感度に変更するとかなり良くなる。

・Bluetoothヘッドホンでプツプツとよく切れる。スーツの胸ポケットに入れるだけで切れ始めるのは頂けない。面白いのは液晶面を外側にして胸ポケットに入れると切れづらくなるところ。Bluetoothアンテナの問題なのであろうか・・・

・シングルコア1.2GHz、メモリ512MBという古臭いスペックでこれだけのレスポンスが出るのは本当に驚き。スペックが低ければそれだけ消費電力も低くて済むと思うのでAndroid 4.4.4の要求スペック低下は本当に良いと思う。

・ただ内蔵ストレージが少ないのは辛い。これはもっと欲しい。

・また日本語入力が遅いのもちょっと辛いが、これは何が原因なんだろう。メモリの速度か?

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今回のarcへのKitKat導入で、

「抑え目のスペックだけど、持ちやすいサイズで、軽くて、電池の持ちが良い機種をどこか作ってくれないかな?」

と思った。具他的には、

・液晶サイズ
 最近は液晶の大型化が進んでいるけど、arcの4.2インチで充分!

・液晶の種類
 arcの液晶はTFT方式としか書いていないので、IPS/TN/VA何れかは判らないけど、IPSと謳われていないのでIPSではないと思う。だけど。充分綺麗なので、消費電力が大きめのIPSでなくてもいい!

・本体サイズ
 arcのサイズは個人的にはとても持ちやすいので、無理に小さくせずこの大きさでOK!その分最新技術で大容量のバッテリーを搭載して!

・物理ボタン
 いまのトレンドからすると不要ですね。まぁあってもいいけど。

・CPU
 シングルコア1.2GHzで結構快適に動くのでこのままでもいい。

・内蔵ストレージ
 512MBは非常に辛いので4GB程度は欲しい。ただmicroSDHDを廃止するなら16GB位は欲しい。

・重さ
 arcの重さの118g程度を維持して欲しい。


こういったスマホのニーズもあると思うのだけど、どこか作らないかなぁ。